2012年3月7日水曜日

大容量対応自作シャーシ step10

こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第十弾です。この自作(カスタム)シャーシブログもはや10回となりました。

前回、HDD縦置ステイを固定する一枚の板を試作したのですが、
シャーシへ固定するバカ穴の位置がHDD縦置ステイと重なってしまっていた為、
修正を行いました。同時に1枚の板では435mm×160mmのサイズでは
板厚1mmでも重量が結構あります。
板厚1mmならば固定さえ出来ればいいのではないか?という発想に基き、
HDD縦置ステイを固定するネジ穴の位置のみに長細い板を置き固定する事にしました。
これにより一枚板のときよりも約8割ほど重量をカットできました。

上記を用いてシャーシに取り付けた写真が以下になります。

前回間隔を間違えていた連結ステイも取り付けました

HDDとLEDを取り付けました。


反対側からになります

LEDはちょうどいい長さものが欲しかったので自作しました。
シャーシへ固定するバカ穴位置調整が必要ですが、片側で固定出来ているので、
シャーシへ取り付けてみました。
最終的には12台並べられるようにする予定です。

今後はこのシャーシを使用して、冷却効率のテスト等を行っていく予定です。

2012年3月1日木曜日

大容量対応自作シャーシ step9

こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第九弾です。

 HDD固定ステイの量産バージョンが届きましたので、
急ぎご報告させて頂きます。

10個取り付けて固定することの出来る、
試作した板に固定してみました。

10台並ぶと壮観です。

反対側から

HDDコネクタを取り付けた図です

HDDも取り付けました

反対側です。着脱補助の金具を取り付けています。

 今回はシャーシに固定する板を試作して取り付けましたが、
シャーシに固定するネジ位置の調整や重量の問題(結構重いです)。
その為、一枚の板ではなく、長方形の板2枚で固定する形にする予定です。
そちらが完成次第またご報告させて頂こうと思います。

2012年2月22日水曜日

大容量対応自作シャーシ step8

こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第八弾です。

前回設計しました、HDD固定用ステイの現時点での最終版が出来ましたので
報告させて頂こうと思います。

設計 > 試作 > 修正して再試作
 と繰り返し、本日、最終版が届きました。

実際に配置した場合を想定して固定してみました。
コネクタが取り付けてある、ネジ止めしたものが現状の最終版になります。

左が最終版になります。

真ん中と右は試作過程のバージョンになります。

反対側からの図になります。右が最終版です。

HDDを1台だけ入れた形です。着脱用にL字の金具を付けています。

HDDを全てに装着してみました。
 シャーシには1つのHDD固定ステイについて、
ネジ3箇所で固定し、それとは別に上部で連結させる予定です。
続いて、シャーシや連結用のステイの作成に移りたいと思います。
随時、ご報告させて頂こうと思います。

2012年1月30日月曜日

大容量対応自作シャーシ step7

こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第七弾です。


試作を続けている大容量対応の自作シャーシですが、
目指すスペックは以下でやってきました。

4UにマザーとHDDを収める
1つのシャーシに出来るだけ多くのHDDを搭載する
なるべく汎用パーツを使用する

前回作成したステイを用いてシャーシに配置した場合を想定して冷却効率のテストを行いました。
ファンを12cmファンを6個使い、配置場所を変更して試しましたが、
3列配置した場合、最後列が冷やせて37℃くらいになってしまっていました。
これではHDD故障のリスクが高くなってしまいますので、
別の冷却方式を考えます。
例えば1列ごとに箱を作り、ファンを取り付ける。
吸気と排気できる形で考えておりました。

しかし、1台で4Uのシャーシに45台のHDDでは重量の問題など
解決しなければならない問題が山積みでした。

そこで!1台4Uではなく、現在、firestorageのサーバーと同じ2.5Uにし、
HDD台数は24台に方針を変更しました。
2.5Uに収める為にはHDDを今まで通りの縦置きは出来ません。
その為、下記のステイを設計、製作中です。

設計図になります。今回からCADを使って設計しています。
Jw-cadのwindows版を使っています 






CADは実寸大で作成できますので、切り抜くことで簡単に試すことが出来ます

組み立てるとこのようになります


HDDに取り付けた図になります。完成予想図ですね

実物が完成しだい、またご報告させて頂こうと思います。

2011年12月14日水曜日

大容量対応自作シャーシ step6

こんばんわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第六弾です。

 前回設計図を公開させて頂いたステイが出来ましたので、
ご報告させて頂きます。

こちらが完成したステイになります


バックプレーンを3台設置するとこんな感じです

これを予定の45台分、3列つないだ形です。


別角度より。負荷を避ける為に養生テープで固定してます。

次はこのステイを固定できるシャーシを設計していきたいと思います。
また、HDDが傾かないように固定するブリッジも必要になってきますので、
合わせて設計し製作していく予定です。

取り急ぎご報告でした。
続きは次回へ。

2011年12月12日月曜日

大容量対応自作シャーシ step5

こんにちわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第五弾です。


まずは前回の45台接続テスト時にLinuxでどのように認識したかですが、
下記のようになりました。


-----------------------------------------------
Disk /dev/sda: 40.0 GB, 40020664320 bytes
Disk /dev/sdb: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdc: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdd: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sde: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdf: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdg: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdh: 250.1 GB, 250059350016 bytes
Disk /dev/sdi: 750.2 GB, 750156374016 bytes
Disk /dev/sdj: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdk: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdl: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdm: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdn: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdo: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdp: 160.0 GB, 160041885696 bytes
Disk /dev/sdq: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdr: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdu: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdt: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sds: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdv: 160.0 GB, 160041885696 bytes
Disk /dev/sdw: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdx: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdy: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdz: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdaa: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdab: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdac: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdad: 250.1 GB, 250059350016 bytes
Disk /dev/sdae: 250.1 GB, 250059350016 bytes
Disk /dev/sdaf: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdag: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdai: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdah: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdaj: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdak: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdam: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdal: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdao: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdan: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdap: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdaq: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdat: 160.0 GB, 160000081920 bytes
Disk /dev/sdas: 160.0 GB, 160041885696 bytes
Disk /dev/sdar: 160.0 GB, 160000081920 bytes
-----------------------------------------------

HDDの台数の都合によりいろんなサイズのHDD混ざっています。
sdaからアルファベット順に認識されていきますが、
sdzまでいくとsdaaとなるようです。
認識の順番の関係か、完全にアルファベット順にはならないようです。


さて、これで接続試験は完了した訳ですが、
バックプレーン搭載可能なシャーシの設計をしなければなりません。
前回のシャーシはまずHDDを出来るだけ搭載し、接続テストを行う事を目的としておりました。
今回からはラックマウントする際の事を考慮しながら設計していこうと思います。

前回は板厚1.5mmのシャーシを作成したのですがHDDコネクタを付ける為に20mmのスペーサーを利用していました。
今回も利用するのですが、このスペーサーの雄ネジ部分は3mmあります。
板厚1.5mmだともう半分の1.5mmは突き抜けてしまいます。
真横にラックレールを付ける場合は問題ないかと思いますが、
使用しているサーバーラックの関係上、既製品のラックレールを使用すると
ラックレールの幅を考慮する必要が出てくる為、シャーシの幅を狭める事になってしまいます。
その為、既製品のラックレールのではなく専用のレールかステイを作成することにしました。

しかし、前述した通りスペーサーのネジが飛び出てしまいます。
前回もそうでしたが、端から端まで使いますので専用に設計するとしても、
ネジが飛び出ていてはメンテナンスもなにもありません。


そこで、下図のようなステイを設計しました。


バックプレーン用ステイ


3mm厚の板にネジ穴を開け、そこにスペーサーを取り付け、
バックプレーンを載せ固定します。一列に3台バックプレーンが搭載できます。
3mm厚を使うことによりスペーサーの雄ネジ部分の長さを全て吸収出来ます。
また、シャーシとの接続用にバカ穴を開け、シャーシは1mm厚に変更し、
雄ネジ部分が4mmのネジを利用することによりシャーシの裏側にはネジが飛び出ないようにしました。
これがうまくいけばシャーシのネジ穴も少なくて済みます。

後は板金屋さんからの到着を待つとします、今回はここまでになります。
続きは次回で!

2011年12月9日金曜日

大容量対応自作シャーシ step4

こんにちわ。firestorage技術担当の長男 太郎です。
本日は第四弾です。

前回はご紹介したバックプレーンを使っての
接続テストのご報告です。


まだ固定するアングルが無いので横において接続してみました

電源ケーブルを接続

SATAケーブルを本体に接続
起動してみました、LEDが付いているんですね
本日は取り急ぎここまでのご報告です
45台をLinuxがどう認識するのかなど興味は尽きません。

次回に続きます。